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うつ病という病気で一番やっかいなのは、
波があるということではないかと思います。
うつ病は、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら治っていきます。
最初はその波が大きいのですが、
だんだん小さくなって完治します。
うつ病患者さんはどうしてもその波に
一喜一憂することになってしまうのです。
私も、何十回とその波に一喜一憂し、
今度こそ良くなるかもと期待しました。
期待が大きいほど体調が悪くなった時の気持ちの落ち込みがひどく、
波を繰り返すうちにどんどん悪くなっていくような気すらしました。
うつ病になりたての頃は身体症状が中心で、
とにかく身体が動かなかったのですが、
徐々に気持ちの落ち込みがひどくなっていきました。
悪い波がくると、消えてしまいたい気分になることも多く、
歩道橋や高いところを歩くのが恐いこともありました。
なんだか下から手が伸びて引っ張られるような気がしたのです。
そんな時はとにかく外側を歩かないようにしたり、
なるべく一人で出歩かないようにしていました。
うつ病には日内変動があり、
午前中は体調が悪いけど午後になると回復するというような傾向があります。
私の場合は午前中どころか、夕方5時ごろまで体調が悪く、
やっと5時頃から気分が明るくなって身体の重さも
取れるというようなことがほとんどでした。
午前中に母に電話した時と、夕方に電話したときとではまるで別人で、
最初は母も戸惑ったようです。
悪い時間の割合がだんだん少なくなってくることが回復の兆しの一つだと、
クリニックの医師にも言われていましたが、
結局2年以上その割合が少なくなることはありませんでした。
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